《カビと細菌とウイルス》
『体に有害なものはみんなバイキン』
「傷口からバイキンが入った」「手を洗わないと口からバイキンが入る」など、からだに悪そうだけど目に見えないものをバイキンと言いますね。
バイキンというのは人体に有害な微生物、つまり病原菌となるものをまとめて呼んでいる俗称なのです。 カビ(真菌)も細菌もウイルスもこの微生物の一種、大きさでいえば普通の顕微鏡で見えるのがカビ(真菌)と細菌です。ウイルスは電子顕微鏡でないと見えない小ささです。細菌よりもカビ(真菌)のほうが複雑な形態で染色体をもっています。このカビ(真菌)と細菌は、自然界のいたるところ、例えば、土壌中や水中の動・植物などに存在しています。
一方ウイルスは、それ自身は細胞ではなく、他の生物細胞に寄生して細胞内に進入した時だけその特徴を見せます。
味噌やチーズなどを作るのに活躍するカビや善玉の腸内細菌などもありますが、カビ、細菌、ウイルスは病気を引き起こしたり、健康な時には何でもないのに体力が落ちたり栄養状態が低下したりすると暴れ出したりします。
食中毒の原因としてよく耳にするサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ポツリヌス菌などは細菌ですが、カビにもカビ毒を産生して食中毒を起こすものがあります。食中毒だけでなくカビ(真菌)類によって引き起こされるいくつかの病気の発生件数は近年増加傾向にあります。
細菌やウイルスと違ってカビはそんなに心配ないと思っていませんか?カビを侮ってはいけません。役立つカビもある反面、怖いカビも沢山存在しています。そして、カビによる疾患は、時として、細菌やウイルスによる疾患よりも深刻な結果を招く場合があるからです。
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