断熱材の利用で高気密性が高まり、室内に結露ができやすくなることはよくご存じですね。
ところが、室内ではなく壁の中に結露ができる例があります。この壁内結露で壁の中が腐朽菌に蝕まれるのです。
省エネのためグラスウールやロックウールなどの断熱材を壁の厚さいっぱい(約100ミリ)に詰め、「高性能住宅」とうたっていることがありますが、北海道ではこうした住宅が築後数年で腐り始めました。
これは、防湿気密シートを内壁の裏側にきちんと張っていないため。実は関東以西では防湿気密シートを張る工務店は少ないと言われています。手間もかかり建築費用がかさむからです。
しかし、断熱材も半分の50ミリ程度なので、壁内結露が起きても乾く空間があったという怪我の功名のような結果によるものです。
最近は政府の新省エネ基準制定を機に、新築住宅の断熱材が厚くなっているので要注意です。値段は張りますが、水や空気を通さない板状の断熱材を使う外断熱工法が最も確実です。
省エネのつもりが家の寿命を縮める、ということがないように、予算も含め施工前にきちんとチェックすることをお勧めします。 |

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